頼り甲斐のある、広い背中をつくりませんか?
最短・最速で背中の筋肉を発達させたいのなら、まず初めにマッスルコントロールをマスターしましょう。
筋トレ初心者は、マッスルコントロールで筋肉に効かせる方法を学び、実践することでいち早く筋肥大を得ることができます。
この章では、広く厚みのある背中になりたい方のために、背中のマッスルコントロールの練習方法を画像と動画で詳しく解説しています。
目 次
マッスルコントロールで背中を動かす練習を何故やるのか?
最短・最速で筋肥大を促すトレーニング法の3ステップは、
ステップ1.マッスルコントロールを徹底的に練習してマスターする。
ステップ2.マッスルコントロールをしながら、筋肉に効かせるトレーニングを練習してマスターする。
ステップ3.ステップ2ができるようになったら
・スロートレーニング
・加圧トレーニング
・通常のウェイトトレーニング
など、自分に合ったトレーニング法を選んで、最短・最速で筋肥大を促す
です。
なので、筋トレにおいては、何よりも優先して、最初にマッスルコントロールを徹底的に練習してマスターする必要があります。
それで、背中のマッスルコントロールができるようになると、背中のトレーニング種目のすべてに共通な筋肉の動かし方、つまり、収縮・伸展動作がマスターできて、軽い重量で筋肉に効かせるトレーニングができる準備が整います。
マッスルコントロールで背中の正しい動かし方をマスターできれば、
・上方向から引くラットマシン系の種目(ラットマシンプルダウンやチンニング)
・前方向から引くプーリーローイング系の種目(ケーブルロウイング)
・下方向から引くロウイング系の種目(ベント・オーバー・ロウイングやダンベル・ロウイング、デッドリフト)
など、背中の動かし方は全て共通なので、すぐに効かせ方がマスターできます。
これができるようになるために、この章で背中のマッスルコントロールを学びます。
詳細は、マッスルコントロールの教科書(日本語版)をご覧ください!
マッスルコントロール 背中の練習方法の具体例1
マッスルコントロール 背中の練習方法の具体例の一つを写真を交えながら解説します。
今回は、背中の筋肉のメインとなる広背筋のマッスルコントロールです。
1.肩と僧帽筋をリラックスさせる
筋弛緩法により数回行います。
2.脳で広背筋をイメージして意識を集中する
脳で自分の広背筋の形を具体的にイメージして、意識を集中させる。
3.広背筋を中央に寄せる
広背筋だけを背中の中央に寄せて、完全に収縮させます。
中央に寄せ切ったときに、強い力で締め付けます。
4.広背筋を横に広げる
広背筋に力を入れて、横に広げます。
後ろから見たときに背中がV字(逆三角形)になるようにします。
あるいは、V字(逆三角形)になるように脳でイメージします。
正面から見た場合も、同じ要領で行います。
5.片方の広背筋を広げる
4のトレーニングを片方ずつ行います。
この場合、両方を一遍に広げるよりも、より脳で集中して広背筋に命令を送ることが大事です。
6.広背筋を触りながら広げる
鍛えようとしている筋肉を触りながら行うことで、広背筋に当てた手(指)から知覚神経を介して脳に知覚情報が送られます。
これを基にして、再び脳で筋肉の状態を判断して、目的の筋肉に適格な命令を送ります。
7.広背筋が硬くなっていることを確認
筋肉の硬さを確認する。
このとき、広背筋を完全に収縮させて、極限まで筋肉を硬くします。
この状態を脳で確認したら、手で筋肉を触ります。
胸に当てた手(指)から知覚神経を介して再び脳に知覚情報が送られます。
鍛えようとしている筋肉と脳を神経で繋ぐ。
これの繰り返しで、マッスルコントロールをマスターするのです。
※なお、マッスルコントロール 背中の練習方法の具体例2、3、4は次節の動画で解説します。
マッスルコントロール 背中の練習方法の解説動画
練習するときは鏡を2枚使って、必ず背中の動きを見ながら行います。
では、動画を見ながら、早速トレーニングをしてみましょう。
・マッスルコントロール 背中の練習方法の具体例1
背中が広がる!マッスルコントロール4
・マッスルコントロール 背中の練習方法の具体例2
背中に集中!マッスルコントロール5
・マッスルコントロール 背中の練習方法の具体例3
逆三角形の背中!マッスルコントロール6
・マッスルコントロール 背中の練習方法の具体例4
背中が盛り上がる!マッスルコントロール7
次回は「マッスルコントロール 肩の練習方法」を解説します。
マッスルコントロールの教科書(日本語版)はこちらからどうぞ!