「マッスルコントロールとは? 動画でわかるマッスルコントロールの原理」では、マッスルコントロールの概要とマッスルコントロール・トレーニング法の開発者Maxickのサクセスストーリーを解説しました。

この記事では、マッスルコントロールが出来るようになるために、具体的に

・なぜトレーニーにマッスルコントロールの練習が必要なのか。
・そもそもマッスルコントロールの本質とは何か。
・今すぐできるマッスルコントロールの練習方法のコツとはどんなものか。
・マッスルコントロールの身体部位別練習方法

について解説します。

マッスルコントロールの練習がなぜトレーニーに必要なのか?

1.筋肉に的確な刺激を与えるため

筋肉に的確な刺激を与えることは、筋トレの超基本です。

マッスルコントロールをマスターすると、筋肉に的確な刺激を与えることができる様になります。

【筋トレに対する誤った思考】

筋トレのことを

・重いものを

・A地点からB地点まで持ち上げる(引っ張る)

・そして元に戻す

という捉え方をしている人が大半です。

これは明らかに誤っています。

デッドリフト
デッドリフト

筋肉の発達は、鍛えようとしている筋肉が的確な刺激を受けて、初めてスタートします。

重いものを動かすことが筋トレではありません。

マッスルコントロールができる様になって、初めてバーベルやダンベル、マシンで筋肉を鍛えると効果が出るのです。

なので、マッスルコントロールの練習では、器具を使うことなく徒手で行うことから始めます。

筋肉を発達させて肉体改造を目指している方は、先ずマッスルコントロールをマスターすること。

そして、マッスルコントロールをしながら筋トレをして筋肉に的確な刺激を与えるスキルを身につけましょう。

2.筋肉の「緊張とリラックス」をマスターするため

先ず、準備段階で「心を筋肉に集中させること」です。

そして、筋肉の存在を意識して「緊張とリラックス」をマスターすると、筋肥大を効果的に促進できます。

筋肉の緊張→リラックス→緊張→リラックス→緊張→リラックス→・・・

これの練習の繰り返しで、マッスルコントロールをマスターしていきます。

3.自重や軽い重量で筋肉に効かせられるようになるため

筋肉に効かせるトレーニング
筋肉に効かせるトレーニング

重い重量を使って、全身の反動を用いて行うトレーニングは、関節等への負担が大きく、怪我の原因になりやすいです。

長田式と言われる「自重や軽い重量で筋肉に効かせるトレーニング」を行うには、マッスルコントロールをマスターしていることが大前提になります。

スロトレの愛称で知られるスロートレーニングや、その進化版であるスーパースロートレーニングについても同様です。

これらの肉体改造にとても効果があるトレーニングをできるようになるためには、マッスルコントロールをマスターして、筋肥大を得るためスタート台に立つことが必要です。

マッスルコントロールの練習の本質とは何か?

私は、バーベルやダンベル、マシンを使ったトレーニングの手を借りずにマッスルコントロールだけで、最高レベルまで筋肉を発達させられるとは、これまでも主張したことはありません。

しかし、ひとつ言えるのは、マッスルコントロールと組み合わせないことには、重量物を使ったトレーニングだけで、筋肉を強化して発達させる限界を引き上げるのは無理だということです。

その理由は、マッスルコントロールの開発者マクチグが「Muscle Control」で詳しく解説しています。

マッスルコントロール
Maxick著「Muscle Control」

そして、そこからポイントをまとめてこのサイトで説明しています。

これまで7年間指導してきた多くのクライアントで証明済みです。

マッスルコントロールは、マクチグが体系化したボディビルディング法において突出した位置にある理論と実践トレーニングです。

ボディビル競技で上位に入賞する選手は全員、マッスルコントロールをマスターしています。

そして、マッスルコントロールの習得が最も必要な人は、

・筋トレ初心者の方

・まだ肉体改造の結果が思う様に出ていない方

・筋トレを始めようとしている方

です。

上記の方々には真っ先に行って欲しいトレーニングです。

マッスルコントロールの練習は、バーベルやダンベル、マシンなどの器具は一切使いません。

自分の身体を曲げたり伸ばしたり、引っ張ったり縮めたりしながら筋肉を収縮・伸展させます。

これら一連の筋肉の動きを脳から命令して、神経を介して鍛えようとしている筋肉に伝えます。

結論として、マッスルコントロールは、

・心を筋肉に集中して

・鍛えたい筋肉を脳で意識して

・その筋肉を数秒間、思い切り緊張(収縮)させる

・そして思い切りリラックスさせる

・その繰り返し

で、筋肉の発達を促すシンプルなトレーニング法です。

究極の自重トレーニングといってもいいでしょう。

すべての筋力トレーニングの基礎になるトレーニング法です。

マッスルコントロールの練習のコツとはどんなものか?

この章では、
「【最新改訂版】マッスルコントロール 意志の力により身体の発達を促す」(著者:永長孝敏)から引用して解説します。

【最新改訂版】マッスルコントロール 意志の力により身体の発達を促す(著者:永長孝敏)
【最新改訂版】マッスルコントロール 意志の力により身体の発達を促す(著者:永長孝敏)

なお、
「【最新改訂版】マッスルコントロール 意志の力により身体の発達を促す」は、Maxick著「Muscle Control」を永長孝敏が完全翻訳したものを基に編集した書籍です。

引用部分は破線で囲んだ部分です。

1.筋肉の位置を知り、視覚情報を脳に留めること

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「様々な筋肉の位置を知ることは、頭脳的な面から功績をあげるのに役立ちますので、よく
読んで勉強してみてください。」

引用元:【最新改訂版】マッスルコントロール 意志の力により身体の発達を促す(著者:永長孝敏)

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トレーニングをするのに、鍛えようとしている筋肉の名前や位置を知ることで、脳からの命令を送りやすくなります。

書籍やインターネットの情報から解剖図を見て、理解するようにしましょう。

(参考:筋肉の名前)

筋肉図(前)
筋肉図(前)
筋肉図(後)
筋肉図(後)

2.特定の筋肉に意識を集中すること

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「個人が自分でできる機械的なエクササイズは、器具を使おうが使おまいが、マッスルコントロールを組み合わせないかぎり、力の極限の発揮と筋肉の発達を決してつくらない。

「私が提唱するマッスルコントロールの練習において、最も重要なことは、コントロールに参加させるための特定の筋肉に意識を集中することである。」

    〈中略〉

筋肉を発達させるためには、次のことが絶対不可欠である。

「心が筋肉に集中すること」

引用元:【最新改訂版】マッスルコントロール 意志の力により身体の発達を促す(著者:永長孝敏)

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鍛えようとしている筋肉を脳で意識して、心を筋肉に集中させる。

「意識性の関与」で脳と筋肉を神経回路でつなぎます。

これが、マッスルコントロールの真髄です。

3.筋肉をリラックスさせること

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各筋肉が最大限に収縮して発達の効果を上げるために、次のことは絶対に必要であった。

「他の筋肉に邪魔されてはならない」

要するに

「意志の力で、筋肉をリラックスさせなければならない」

ということだ。

引用元:【最新改訂版】マッスルコントロール 意志の力により身体の発達を促す(著者:永長孝敏)

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リラックスは、収縮と同じくらい重要です。

筋肉が十分にしなやかにならない限り、そして柔らかい状態で、リラックスしているときでない限り、本当のマッスルコントロールはできません。

意識して、リラックスさせることはとても大事です。

そして、筋肉を揉んで、外部からリラックスさせることも必要です。

これは、マッサージによって達成できます。

4.力づくでやらないで、筋肉をおだてながらやること

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どのようにしてマッスルコントロールを得るのか。

それは、

「筋肉をおだてよ、力づくでやるな。」

である。

焦るあまり力むと、そして余計な力が入ると筋肉のコントロールは困難になるだろう。

引用元:【最新改訂版】マッスルコントロール 意志の力により身体の発達を促す(著者:永長孝敏)

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これは、筋肉と対話するということ。

そして、筋肉をうまくおだてて、あなたの意志の力に従わせることです。

力づくでマッスルコントロールしようとしても、一度に多くの筋肉が動いてしまい、目的の筋肉がうまく収縮しません。

焦らないことです。

5.鏡を使うこと

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マッスルコントロールをうまくマスターするために、鏡を使え。

引用元:【最新改訂版】マッスルコントロール 意志の力により身体の発達を促す(著者:永長孝敏)

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マッスルコントロールの練習では、視覚を通して、脳からの命令を鍛えようとしている筋肉に伝えます。

身体前面のマッスルコントロールの練習では、全身が映る鏡を使いましょう。

身体後面のマッスルコントロールの練習では、鏡を2枚使い、上手に背部を写しましょう。

余裕があれば、ビデオカメラで自分の背中を撮影して、筋肉の動きを見てみましょう。

6.一度に一つのエクササイズを学び、辛抱強く練習すること

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実際のコントロールのエクササイズをやる前に、私の最後のアドバイスをあなたに送る。

「一度に一つのエクササイズを学べ、そして辛抱強く練習せよ。」

引用元:【最新改訂版】マッスルコントロール 意志の力により身体の発達を促す(著者:永長孝敏)

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初心者は最初は、一度に一つの筋肉を一つのエクササイズで練習しましょう。

十分にマッスルコントロールができるようになったら、ボディビル選手のように一度に複数の筋肉をマッスルコントロールする練習もやってみることをお勧めします。

マッスルコントロールの身体部位別練習方法のご紹介

マッスルコントロールの身体部位別の練習方法をご紹介します。

では、今すぐマッスルコントロールの練習を始めましょう!

以下の手順に従って行ってください。

前節でも解説しましたが、必ず鏡を使って練習しましょう。

【マッスルコントロールの練習手順(身体部位別)】

1.マッスルコントロール・トレーニングを行う前に必ずしておくべき練習法

初心者用トレーニング – マッスルリラックス法

2.マッスルコントロール 胸の練習方法(令和2年1月中旬発表予定)

3.マッスルコントロール 背中の練習方法(令和2年1月下旬発表予定)

4.マッスルコントロール 脚の練習方法(令和2年1月下旬発表予定)

5.マッスルコントロール 肩の練習方法(令和2年1月下旬発表予定) 

6.マッスルコントロール 腕の練習方法(令和2年2月上旬発表予定) 

7.マッスルコントロール 腹筋の練習方法(令和2年2月上旬発表予定) 

マッスルコントロールの教科書
マッスルコントロールの教科書

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